論理的思考がビジネスで活きる理由
論理的に書く力が身につく
電子メール、報告書、企画書、提案書、稟議(りんぎ)書……。ビジネスパーソンにとって、書くという行為はあらゆる場面で必要になります。
しかしながら、これらのビジネス文章を何も考えずに作成するわけにはいきません。正確かつスピーディにさまざまな文書を仕上げるためには、論理的に書く力が不可欠です。
話した言葉は、録音でもしていない限りその場で消えてなくなりますが、書いたものはずっと残り、読み返される可能性があります。もちろん、その場の雰囲気や身振り手振りを利用したごまかしは一切使えません。つまり正確かつ論理的でなければならないのです。
論理的な文章とは、矛盾・飛躍・重複がなく、主張から結論まで正確に筋道がつながっている文章です。そして、説得力を増すための複数の根拠が結論を支える形となっています。

論理的思考を身につけ、正確な言葉の使い方(文法)や文章構成法に習熟することで、ごく自然に論理的な文章を書けるようになります。そうすると、あらゆるビジネス文書を正確かつスピーディに仕上げることができ、社内外でのあなたの信頼はグンと増すことになるでしょう。
論理的に読む力・聞く力が身につく
「論理的に読む力・聞く力」とは、すなわち論理を読み取る力のこと。これは、あらゆるビジネスの現場で必要とされる能力です。
例えば、会議の場面を思い浮かべてください。会議は、複数の人間が議題に対して意見を述べ、議論し、最適な解を導きだし、決定する場です。自分の主張を通すためには、絶対的に相手の意見を読み取る必要があります。
会議に参加しているAさんは、何を前提にして、何を常識として捉え、何を根拠としているのか?Aさんに反論したBさんは、どこに着眼して意見を述べているのか?論理のすり替えはないか?リアルタイムで要旨や矛盾を読み取りながら、本質をつかまえ、自身の発言に備えるわけです。こうした、一連の頭の使い方は、まさに論理的思考がないとできません。
論理的に話す力が身につく
会話は、文章と違ってリアルタイムで言葉をつなげていく必要があり、話の筋道(論理)がつながっていないと誤解が生じやすくなります。つまり、論理に習熟(無意識のうちに論理的な考え方ができる状態)している必要があるのです。
まず、あなた自身の話し方を振り返ってみてください。前置きばかりで主張がなかなか見えてこない、すぐに論点がずれてしまい、そもそも何を言いたかったのか忘れてしまう、状況に応じて話し方をコントロールできない……。そうした話し方は、聞き手をイライラさせてしまいます。
ビジネスの現場では、利害関係が異なる相手に信頼された上で説得しなければならないケースがあります。そうした場面では、いかに論理的に話せるかが鍵を握るのです。
論理的に考え、書く力を鍛えることで、同時に論理的に話す力も磨くことができます。なぜなら、考えたり書いたりするときに、結論や論拠、根拠、筋道をきっちり立てることを意識していれば、話すときにも自然に意識して話せるようになるからです。
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